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2021.04.14

住宅市場動向調査報告書を読んでみよう

新築やリフォームは、自分たちの収入や希望の立地、イメージする家族との暮らしから概要が定まり、そこから予算やローンが決まってきますので、1人ひとり状況が異なるものです。

しかし、一般的な予算や傾向などは気になるところですし、実際に仔細を決める際の目安にもなります。

そんな時は、国土交通省が発行している「住宅市場動向調査報告書」に目を通すのも1つの方法です。

そこで、今回は住宅市場動向調査報告書の結果概要の中から幾つかピックアップして見ていきます。

リフォームの動機

リフォームの動機として最も多いのは「住宅がいたんだり汚れたりしていた」で全体の37.8%を占めていました。
この他の動機としては「台所・浴室・給湯器などの設備が不十分だった」が22.7%、「家を長持ちさせるため」が20.1%と続きます。
メンテナンスや暮らしやすさを目的としたリフォームが多いようです。

リフォームの内容

リフォームの内容として最も多かったのが「住宅内の設備の改善・変更」で34.9%となっており、「冷暖房設備等の変更」が33.4%、「住宅外の改善・変更」が30.9%とこれに続きます。
暮らしやすさに直結する身の回りに関するものが多くなっています。

省エネ設備

省エネ設備が整備されている割合で多いのは「二重サッシ又は複層ガラスの窓」で注文住宅においては82.2%、分譲戸建住宅で48.6%、分譲マンションで42.8%となっています。
また、「太陽光発電装置」の整備率は注文住宅で44.4%、分譲戸建住宅で14.3%、中古戸建住宅で3.9%となっています。
断熱や防音という視点から二重サッシなどが人気なのかもしれません。

世帯主の年齢

初めて住宅を取得した場合の世帯主の平均年齢は注文住宅が39.1歳、分譲戸建住宅が36.8歳、分譲マンションが39.4歳、中古戸建住宅が42.8歳、中古マンションが44.8歳となっており、新築が30代で中古が40代というイメージです。

また、2回目以上の住宅取得については注文住宅が59.5歳、分譲戸建住宅が47.6歳、分譲マンションが57.8歳、中古戸建て住宅が53.1歳、中古マンションが58.2歳となっており、家族構成が変わったタイミングでの取得が多いと推測されます。

購入資金

購入資金を見ると、注文住宅新築世帯(土地含む)が平均4615万円と最も高くなっており、分譲戸建住宅が3851万円、分譲マンションが4457万円、中古戸建住宅が2585万円、中古マンションが2746万円となっています。

このうち自己資本比率は注も住宅新築世帯が27.2%(1254万円)、分譲戸建住宅が26.5%(1725万円)、分譲マンションが39.4%(1755万円)、中古戸建住宅が39.1%(1010万円)、中古マンションが43.5%(1194万円)となっています。

住宅ローン

住宅ローン(フラット35などの住宅金融支援機構提携ローン、民間金融機関・住宅金融支援機構からの直接融資、その他公的機関や勤務先からの借入金など)を使った世帯の割合は、注文住宅(新築)が78.6%、分譲戸建住宅が69.3%、分譲マンションが61.7%、中古戸建住宅が48.4%、中古マンションが49.4%となっています。
このアンケートについては、無回答という方が10~20%ほどいらっしゃいますので、実際のローン利用率はもう少し高くなるかと思います。

年間返済額

住宅ローンの年間返済額は注文住宅が123.2万円、分譲戸建住宅が121.6万円、分譲マンションが131.6万円、中古戸建住宅が104.9万円、中古マンションが94.6万円となっています。
住宅により異なりますが、世帯年収に占める負担率は15~20%前後といったところです。

住宅市場動向調査報告書は、三大都市圏での調査結果も多分に含まれることから、地域より多少イメージのズレがあるかと思いますが、参考の1つとして読んでいただけますと幸いです。

出典:
https://www.mlit.go.jp/report/press/house02_hh_000152.html


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