新築の家づくりを工務店やハウスメーカーに相談する場合、大まかな完成イメージを持っておき、家族で共有しておくことが重要です。
理想のイメージがあれば、より快適な家になるよう話を進めることができます。

イメージ作りで最初に考えることは「今までの家で不便に思ったこと」をリストアップすることです。例えば部屋が狭い、部屋数が足りない、収納が少ない、キッチンが使いづらい、出窓がないなどです。
一通りリストアップが終わったら、これらを解消するイメージを並べていきます。上記の場合であれば「部屋は6畳以上」「部屋数は4部屋以上」「収納は5間以上」「夫婦でキッチンに立つから広めにする」「猫を飼うので出窓は3ヶ所以上にする」などです。
これに「小さい子供がいる」「子供がもうすぐ独立する」「親の介護をする」など少し先の家族構成やライフスタイルを考慮するようにします。

次に快適さを優先させるスペースを決めます。
全部屋の日当たり・風通しが良ければ問題ありませんが、このようなケースは稀ですので、家族が集うことが多いリビングを優先させるとか、子供や親（子供から見た祖父母）の部屋の快適さを充実させるなど優先順位を決めます。

スペースの優先順位が決まったら、優先順位の高い部屋を日当たりの良い場所に割り当てたり、玄関からの距離や位置、階段・廊下などの動線、寝室は他のスペースと離す、水回りは固めるなど大まかなエリア分けを行います。

住宅のチラシやフリーペーパーなども参考にしながら、このエリア分けができれば、大まかではありますが、家族に相応しい家のイメージが出来上がってきます。

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