リフォーム工務店
2021.02.28
バリアフリー住宅は子どもにも大切
バリアフリー住宅というと、高齢者や身障者のための作りというイメージがあるかと思います。
勿論、これは正解ではありますが、バリアフリー住宅を「暮らしやすさを細部まで気づかった住宅」と捉えると、何も高齢者や身障者のみを想定する必要はありません。
日常のあらゆる箇所が危険につながる可能性がある赤ちゃんや家じゅうを走り回る子ども、また大人にとっても動線が整備されますので、将来を想定しながらもバリアフリーの要素を取り入れたり、いつでもバリアフリー化できるように備えるのはとても良いことだと思います。
基本的なバリアフリー対策として、次のようなものがあります。
1.玄関
- 幅の広い玄関扉にする
- 靴の脱ぎ履きが楽になるようベンチや手すりを付ける
2.廊下
- 横幅を広く設ける(90cm以上が理想)
- 手すりを付ける
3.部屋
- 段差を無くす
- ドアは引き戸にする(段差も無くす)
- 出入り口を広くする
- 電灯スイッチ類は使いやすい高さまたは設備にする
4.トイレ
- 玄関の近く、また寝室の近くにする
- ドアは引き戸にする(段差もなくす)
- 手すりを付ける
5.階段
- 玄手すりを付ける(設置義務あり)
- 傾斜は緩やかにする
- ステップを広くする
これを見ても子どもだけではなく、大人にとって住みやすい住宅であることがイメージできるかと思います。

バリアフリー住宅は済みやすい一方、あまり意識しすぎると費用がかさむ可能性があります。
このため、基本的には上記の要素を満たしておき、いつでもバリアフリー化が出来るようにしておくと良いでしょう。
もし、今から新築を考えているようでしたら、後のリフォームが大規模になる床や壁、排水などについては予め備えていた方が良いかと思います。
また、自治体などによっては介護リフォームの費用を一部負担してくれるケースもあるので、必要なタイミングで調べてみるてください。
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