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物件の売却サポート
2021.11.21

リフォームの手順と重要なポイント(後編)

前回に続き、リフォームにおける手順と重要なポイントを見ていきましょう。
【前回の記事を読む】 リフォームの手順と重要なポイント(前編)

3.業者の選定とリフォームの見積り

①相見積り

以外と多いのがネットなどで軽くリフォームが出来る業者を探し、そこに話を聞きに行ったまま、そのまま流れで発注してしまうケースです。そして、これより少し多いのが2社ぐらいの業者から見積りを取り、比較するというケースです。

しかし、リフォームには数十万円以上のお金が必要になること、またリフォーム後は十年以上使うことを考えると、やはり慎重に業者を選ぶ必要があると思います。
そこでお薦めしたいのは、リフォーム業者の種類をしっかり理解したうえで、3社以上の見積り(相見積り)を取ることです(出来れば4~5社が望ましいです)。

相見積りを取ることで「自分たちのリフォーム」の妥当な相場感が見えてきますし、何よりも見積りの明細を見ることで、どのような素材・工事が行われるかも分かってきます。

②リフォームにおける見積りのポイント

相見積りを取る際に禁物なのが「急ぐ」ことです。
急ぐあまり、リフォームに関する大まかなイメージだけで業者に見積りを依頼すると、的外れな見積書が出てきますし、他社との比較が難しくなります。

そこで、リフォームのイメージを出来る限り具体的に決めたうえで、まずは1社に見積りを依頼します。
その際は、イメージしたことを細かく伝え、それを見積りの内訳に細かく反映(書き出して)もらうことです。
また、内訳には具体的に使う資材や商品を書いてもらい、その目的や効果・性能を教えてもらいます。
このようにして、まず1社から細かな説明に基づいた見積りをもらい、この内容をベースに残りの業者から見積りを取り寄せます。

逆にこのプロセスを怠ると、各社から届いた見積りの明細が違い過ぎる(使う資材が違うのは当然ですが、その目的や効果・性能などが違う)ため、結局比較が出来なかったり、よく内容が分からないまま発注することになります。

このようにして、各業者としっかりと細かな話し合いをし、見積りをもらうと同時に担当者が信頼できる人かどうかも見極めていきます。

尚、もしリフォームを急がないようであれば、見積りを取る際に「工事が忙しいようでしたら少し待つことも出来ますが、その際は見積りが変わるものでしょうか」とそれとなく確認することで、もしかすると少し見積りが安価になるかもしれません。

③リフォーム業者の種類

各業者により使う資材などが異なるため見積りは異なりますが、下記のような種類の違いから得手不得手が変わり、見積りも変わってきます。

(1)ハウスメーカー(住宅メーカー)

ハウスメーカーは新築以外にもリフォーム部門や子会社を持っているケースが多く、そのノウハウから大規模リフォームに対応しやすいというメリットがあります。

(2)ホームセンター

最近ではホームセンターや家具店など、リフォームを手掛けるところが増えています。
ホームセンターでは、気軽に店頭で実物を確認することが出来るというメリットがあります。

(3)設計事務所

実際の工事は施工業者に依頼しますが、設計事務所でもリフォームを受付けています。建築家の視点からリフォームの提案をしてもらえるというメリットがあります。

(4)工務店

地元に密着して日々リフォームを行っているため細かな施工事例も多く、また担当者が変わることなく一貫してアフターフォローもしてくれます。「自分たちの家のかかりつけ医」といったイメージです。

【関連記事:逃げ隠れできない地元工務店の覚悟】

③見積書

相見積りを踏まえリフォームを依頼する1社を決めたら、具体的な資材や設備の名称・品番、図面などの確認を行います。

また、修繕的な目的でリフォームをする場合、工事の途中で想定していない追加工事が発生する場合があります(例:床を剥がしたら柱の根元が腐っていたなど)。

このため、契約を結ぶ前に、このような追加発注が発生する可能性やその場合の費用について確認を行っておきます(床下などリフォームする場所の事前調査を依頼することで、追加工事の必要性やその金額を確認する方法もあります)

尚、発注する際には契約書を作成しますが、リフォームの内容や金額・工期、そして図面や資材・設備に間違いがないか、しっかりと確認したうえでサインしましょう。

4.リフォームの実施

①工事前

リフォームの内容によっては工事が長期に渡ったり、足場を組んだりすることもあります。
当然、資材搬入の車の出入りや作業音が発生しますので、一戸建ての場合は近隣住民にご迷惑を掛けることも。
工事のスケジュールが決まったら、速やかに挨拶をしておきます(業者が行う場合もあります)。

また、リフォームする場所によっては、一時的に仮住まいが必要になることもありますので宿泊先の確保や不要な家具の処分なども工事前に行います。

②工事後

リフォームが完成したら、仕上がりを確認して引き渡しとなります。
引渡し後は、なかなか不具合の相談がしづらいと思いますので、引渡し前にリフォーム箇所のチェックのほか、工事中に生じたキズなどがないかも確認します。

もし、引渡し後に不具合が見つかった場合、一定期間であれば無償修理を受けられるところも多いですので、その期間や連絡先なども確認しておきます。

リフォームは家をより長い時間、快適にしてくれるものですので、しっかりと考えて計画的に進めることをお薦めします。

小田原・足柄でリフォームの工務店なら あすまいる建築
神奈川県小田原市国府津2773-8

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